バナーデザインのコツ10選|伝わりにくい例を改善する視点

Banas編集部 · 2026-08-13

情報量、視線誘導、余白、配色、文字サイズ、CTAなど、バナーを改善するときに確認する10の視点を、生成案の比較から掲載面での最終確認まで実務順にまとめます。

バナーデザインのコツ10選|伝わりにくい例を改善する視点

バナーデザインのコツは、装飾を増やす前に主メッセージ、主役、CTAの順番を決めることです。今回の比較では、同じ架空シューズ画像を使い、情報量、主役の大きさ、文字階層、CTAを一つずつ変更しました。

先に結論: 「何となく弱い」を一度に直さず、同じ表示幅で一変数ずつ比較します。主役が最初に見える、見出しが縮小しても読める、CTAの行き先が分かる、の3条件を満たした案だけを採用候補にします。

改善する10の視点

  1. メッセージを1つに絞る
  2. 主役を最大の面積にする
  3. 見出しと補足のサイズ差を作る
  4. 文字用の余白を確保する
  5. 色数を3色前後に抑える
  6. 背景と文字のコントラストを上げる
  7. CTAを動詞で書く
  8. 写真と文字の境界を整理する
  9. 媒体のUIが重なる場所を避ける
  10. 実表示サイズまで縮小して確認する
情報が多く主役が小さい架空ランニングシューズ広告
最初の案は商品名、説明、日付、価格、CTAが競合しています。意図的に情報過多へした画像生成作例です。

最初に削るものを決める

日付、価格、説明、CTA、装飾を同じ強さで置くと、読む順番を判断しにくくなります。投稿文やLPでも伝えられる情報を画像外へ出し、主見出しを残します。Adobeの解説でも、制作前に目的と対象者を決め、掲載要素へ優先順位を付ける流れが示されています。Adobeのバナーデザインガイド

修正は前後比較で記録する

「少し良くなった」では次回に再利用できません。「商品だけを大きくした」「右側の余白は維持した」のように、変更対象と維持対象を残します。

主役のシューズを大きくし右側の文字余白を確保した広告
商品を大きく見せ、右側の余白を残しました。前案から主役と余白を優先して整理しています。

文字だけ直したいとき

全体の構図を再生成せず、文字、色、背景など1つの対象へ修正を限定します。日本語コピーが崩れた場合は日本語文字入りバナーの作り方を参照してください。

見出しと補足の文字階層を整理した架空シューズ広告
「走りが、変わる。」を主見出しにし、「軽さと反発を、毎日の一歩へ。」を補足へ下げました。
履き心地を見るという具体的なCTAを入れた架空シューズ広告
CTAを「詳しく」ではなく「履き心地を見る」へ具体化した画像生成作例です。

最後は掲載面で判断する

制作画面の100%表示だけでなく、SNSフィードに近い320px相当まで縮小します。主役と見出しを把握しにくければ、要素を足すのではなく減らす余地があります。限られたスペースでは、まず伝えたい要素を絞る必要があるという実例は、SMMLabのバナー制作解説でも確認できます。

改善案を選ぶときは、担当者の好みだけで決めず、「主役が最初に見える」「見出しが縮小しても読める」「CTAの行き先が想像できる」の3項目で比較します。判断基準を揃えると、チーム内で同じ観点を使ってレビューできます。

小さく表示しても見出しとCTAを読み取りやすい架空シューズ広告
主役、見出し、CTAを絞り、記事幅を縮めても優先順位が残る案です。

制作フロー全体はAI広告バナー制作の全工程、サイズ展開はバナー・SNS画像サイズ一覧へ進んでください。

改善前に評価軸を3つへ絞る

10項目を一度に直すのではなく、今回の掲載面で重要な3項目を選びます。たとえば「主役が最初に見える」「見出しが縮小しても読める」「CTAの行き先が想像できる」です。評価軸を先に決めると、装飾の好みだけで案を選びにくくなります。

一つ変えて同じ幅で比較する

主役の大きさ、見出しの階層、余白、配色を同時に変えず、1回の修正は1テーマにします。前後画像を同じ表示幅で並べ、変更していない要素が意図せず変わっていないかも確認します。

改善記録を次のbriefへ戻す

採用理由と見送り理由は、次回のプロンプトやbriefへ戻します。「右側へ文字用余白を残す」「小さな英字を追加しない」のような再利用できる条件へ変換すると、レビューが単発で終わりません。

  • 今回の評価軸を3つ決めたか
  • 修正対象が1つか
  • 同じ幅で前後比較したか
  • 維持対象も再確認したか
  • 理由を次のbriefへ戻したか
一歩を軽くという見出しと履き心地を見るCTAを入れた採用候補のシューズ広告
情報量、主役、文字階層、CTAを段階的に見直した採用候補です。画像生成による編集部作例です。